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観光立県である沖縄はこの時期、台風の来襲で頭を痛めています。
もちろん、台風到来が、本業である観光産業に影響を与えるという側面もあることにはありますが、
それよりも、台風のために欠航する航空機と、それにともない空港施設内に溢れる観光客をどうにかしなくてはという「もてなしの心」でもあります。
特に昨年の今頃、台風により足止めされた観光客が雨さらしの空港外にも避難せざる得ない状況に胸を痛めたものです。
そうしたことを背景に誕生したのが、標題の「台風時観光客支援ボランティアヒューマンネットワーク」です。そのネットワークが9月5日に稼動しました。ボランティアの受け入れは50世帯。色々な方が声をかけ、動き始めましたが、あれよあれよという間にネットワークが構築され、「ま、まずは、やってみましょう」というエネルギーには敬服し、あやかりたいと勇気百倍です。
受け入れ側のホストファミリーは、事前に受け入れ可能人数や性別などをネットワークに登録。空港まで迎えに行き、自宅に連れて帰り、食事を提供し、サポートする。トラブルがあれば、当事者同士が解消するという「過酷」なもの。
そうした、今はとても風化してしまった「日本の心」「アジアの心」「度量の深さ」が沖縄には現存しています。
いろいろな経緯があり発足したネットワークですが、始めることの強さ、始めることをサポートするホストファミリーの心意気には、敬意を表したい。
僕が沖縄に期待し、沖縄のビジネス立ち上げの応援をし、沖縄でのビジネスの可能性を紹介する最大の理由は、こうした「遺伝子レベル」での「懐の深さ」が「インキュベーション」には不可欠だからです。
もちろん、沖縄以外の地方にもそうした「潜在力」は残っており、見出すことが可能です。既に「沖縄での経験」をセミナーやプロジェクトなどを通し、他自治体に伝え、沖縄とそれら自治体の交流が芽生えたりしています。
台風がもたらす弊害も多々ありますが、運びこむ友情も少なくありません。
こうした小さな運動が、やがてビジネスにも生かされ、大きな輪となることを期待しています。