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2005年09月25日

【書籍】「技術経営」@山田肇(NTT出版)

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技術経営―未来をイノベートする

まずは、MOTに関する専門書籍の紹介から入りたいと思います。
入門書は数々ありますが、綺麗に装丁され、読みやすいばかりではなく、
コンテンツのしっかりしたものをお届けしたいと思います。

「技術経営」~未来をイノべートする(山田肇、NTT出版、2005年4月26日、1800円+税)

著者の山田先生は、NTTにて基礎研究に従事後、研究管理部門にて、研究戦略を担当し、2002年より東洋大学経済学部教授を勤めています。

同書は、数あるMOT関連書籍の中では非常に洗練されたコンテンツとなっています。

序章(p..3~p.16)では、MOT大学院が登場するきっかけとなりました、日本の産業の競争力の低下、技術経営という言葉、政府の施策などの解説が行われております。

このあたりを読まれることをお勧めします。
そして、同書の基本的スタンスは、「未来をイノべートする」という副題に、
著者の強い意志として示唆されているのではないでしょうか。

同書は、三部で構成されており、
第一部では、ケーススタディを中心にMOTの真髄に迫る 
第二部は、技術進歩の原理に焦点を充てる 
第三部は、技術経営の鍵を伝授する 
ことを目標にしています。 

ケーススタディとして、
・デジタルカメラ
・家庭用テレビゲーム
・電気通信産業(第四世代携帯電話)
・マスメディア
・記録メディア(DVD) 
などが取り上げられています。

MOTによる卒業生が年1万人になるようにもっていくには、
(1)需要側にあたる企業側における認知の高揚
(2)供給側における、技術経営教育を担うことが出来る人材の不足
を掲げています。

特に山田先生は、
「研究・技術計画学会の会員数ですら千名に達していない」
「会員の中に企業に勤めるものが多く」
「人気のある教員は、各大学のコースを兼務する状況になっている」 と指摘しています。

投稿者 isdr : 2005年09月25日 23:03