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2005年10月05日

寺本義也教授@早稲田大学大学院アジア太平洋研究科

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「キーパーソン」は、MOTに関する産官学のこれぞという方へのインタビューと意見交換を中心にコンテンツを構成する予定です。

第一回は、早稲田大学大学院の寺本先生です。
たまたま、MOTセミナーで名刺交換をし、「一度遊びに行っていいですか」「はい、どうぞ」で実現しました。

もちろん、先生は超多忙ですし、1時間1本勝負で、意見交換を致しました。
((結局、時間を大幅にオーバーして、1時間40分ほど頂戴することとなりました。感謝です。))

さて、インタビューですが、志高く、MOTによる日本復活で多いに意見が一致し、盛り上がりました。

以下、抜粋です。幾つか重要なサジェスチョン、戦略的な発想での意見交換がありましたが、オフレコ部分は割愛しています。お許しください。

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(以下、敬称略です。)

・MOT大学院への期待

寺本:「単にヒット商品を作った、技術革新をした」という狭い範囲ではなく、もう少し大きくMOTを捉えるべきではないでしょうか。」
「具体的には、①社会を変えるという志向(ビジョン)、②持続する意志、③イノベーションを阻害する抵抗勢力に対抗する打たれ強さ。」
「こうした部分を強化できる人間力を養成しようと考えています。」


・早稲田大学のMOTの特徴を教えてください

寺本:「カリキュラム全体でがっちり学生を押さえつけるのではなく、自由闊達に、のびのび研究できることを目指しています。」
「MBAでの長い経験に裏打ちされるなか、工学と経営が歩み寄り、どちらの学生に対しても、それぞれの教授陣が、柔軟にアドバイスできる環境を整備しました。」
「そのため、どちらの学部に属しているのか、曖昧なまま、学生もどちらに属しているのかを意識せず、ベストプラクティスを目指す機運が出てきています。」


・グローバルスタンダードを目指す上で50単位をさらに60単位にするというお話がありましたが。

寺本:「卒業生の一定以上のスキルを保証することが不可欠ですし、グローバルスタンダード(海外のMBA教育のトップ10)に対抗する上では、もう一段上を目指すことが大事です。」


・卒業生への期待は?

寺本:「既に一期生が卒業しています。現在三期生ですが、MOTに関してはおおよそ一学年、50名程度が所属しています。」
「早稲田大学大学院では、単にキャリアデザインをガイドするだけではなく、ライフデザインに対しても強い意志を持つべく、アドバイスを実施しています。」
「大学院を卒業したから、企業や社会が受け入れて欲しいというのではなく、卒業生自らが在学中から進む先と交渉し、変革するような、そういう育て方を目指しています。」
「そのためには、意志、パワー、能力を兼ね備えた人材への鍛錬と育成が欠かせません。」


・卒業生のネットワークなどありますか?

寺本:「MOTクラブという組織が自主的に創られたようです。」
「台風が東京を直撃した日に、クラブの会がありました。今、現役あわせ150人居るのですが、98%の参加率だったそうです。」

「授業が終わったあとに、体力のある者だけで、議論の続き(=呑み会)を行っていますので、是非、また遊びにいらっしゃい。」

((その間、電話が何回か掛かっており、最後はフェードアウトしながら、研究室を後にしました。))

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<取材を終えて>

寺本先生との会話で新しい言葉が出てきました。

「知的誠実さ」

私が普段使っている言葉ですと、「手を抜かない」です。先生の言葉には品位が漂い、とても良い言葉です。日本の技術者が世界に誇れる部分ではないかと、実感しています。

私がMOTにはチャンスがあり、今が勝負時だと考える所以です。そこで、格付けを始めたわけです。

0から1を生み出す気持ちは、イノベーションそのものであり、私の無謀なチャレンジに、寺本先生から、大いなるエールとエネルギーをいただきました。

是非、また、遊びに行きたいと考えています。

投稿者 isdr : 2005年10月05日 17:47