« 07-08アンケートを送付しました | メイン | 再び、MOT&MBA格付けについて »

2008年02月07日

MOT&MBA格付け問い合わせへの回答

以下、MOT&MBA格付けに頂きました某MBA大学院の教授からの問い合わせメールへの回答です。

質問は、評価指標の内容についてです。

----------------------

ご質問ありがとうございます

MOT&MBAランキングは、誕生間もない日本のMOTがMBAの胸を借りる場であると考え活動しています

MBAは、ご承知のとおり、皆様のご尽力により90年以降、徐々に評価を得て、今に至っています

これに対してMOTは、ものづくりでの国内の技術力の低下、理科系の企業内でのマネジメント能力の確保を目指し、経済産業省や文部科学省が予算化したのがきっかけです

それがある日突然、60以上のプログラムができ、25以上の大学院が学科をそろえるなか、将来的な淘汰、作ったはよいが活用されない状況があってはいけないという思いから、外部によりチェックすることが望ましいと考えました

したがって、最初は小さく、徐々に理想に近づくことを考え、まずは、公開情報であるパンフレットやウェブサイトから、評価できる項目を考え始めています

徐々にではありますが、受験生や在校生からの評価を得て、今に至っています

今年は、アンケートでもお願いしていますように
3回目の評価を実施中であり、次年度に向けさらに活動の場を広げる予定でいます

以下、ご質問への回答です

1)○○大学MBA
個人的には○○大学のMBAは大変充実したコースだと考えております((○○は伏字としました))

ランキングはあくまで私どもが評価する項目に従い、求めた答えです
MOTについては、○○大学には専攻等が存在しませんので、評価しておりません

MBAMOTランキングは、双方を標榜する大学院があり、双方を選択肢として考える社会人がいますので、便宜的に羅列したものです

((MBAとMOTを同列に並べることを意味のないことと捉えることもできますが社会人としては、いずれも可能性としては選択可能です))

2)評価項目の内容の公開可能性

残念ながら、今は、概要のみしか公開しておりません
というのも、これらをリバースエンジニアリングして答えを求めようとする試みもあるからです((ランキングを高めるために、公開情報を作文し、見栄えをよくする試みです))

少なくとも、雑誌社が行うような、数校の入試倍率などでランキングをしているものではありません

3)教員の質=論文数
ジャーナルの発表論文はひとつの尺度になるかと存じます。あるいは、引用数という考えも想定できます

ただし、論文を発表する以外にもいろいろな尺度がありますし、MBAやMOTでは、必ずしも教員の質は、論文の発表数が大切とは限りません

((同様に、テレビに出る有名人が良い先生でもありませんし、外資系コンサルティングファーム出身が良いわけでもありません))

ひとつの例ですが、たとえば、教員に実務経験者をどこまで採用しているのか、学生一人当たりの教員数、外国人教員数などが教員の「質」としては掲げてあります

4)総合力
さらに、教員の質も大事ですが、それよりも、全体としてカリキュラムはどうか、学生はどうか、インフラはどうか、卒業後の活躍はどうか・・・あるいは在校生からの評判はどうか・・・などが、最終目標です

((これらには、良質なコミュニティの形成が大事ですので、時間をかけ、あるいは時間がかかると考えています>>そうした意味からも、○○先生からのお問い合わせのようなコミュニケーションもありがたいことだと考えております))

MBAやMOTは、いろいろな社会人がそれぞれの状況に合った大学院で切磋琢磨して学ぶのがよいというのが私たちの考えです

そうした判断から、普段、注目されにくい大学院について、私たちの評価の中で項目別に突出した部分があれば学生の皆さんや予備軍の皆さんが、大学院のサイトを見たり、問い合わせるきっかけになればと考えています

5)評価
これらはウェイト付けし、統計的にある項目だけが突出しないように配慮しています

((単純に、何かのウェイト、たとえば、マーケティングやカリキュラムを重視するということはしていません))

((また、今後、さらにデータが強化されるべきところに関しては、影響が大きく出ないようにしています))

6)入手データ
今は各校ホームページ(公開情報)とアンケートですが、今後卒業生や教員にもアンケートをお願いしたいと考えています

しかし、すべての大学が協力的とは限りません
そのあたり、公平か不公平か、受験生含め、広く外部にデータを公表する大学院を評価していきたいと考えています

((逆に言いますと、それすらしない大学院や事務局には、学生募集へのマーケティング努力を促したいのです))

((その段階になりますと、私たちの活動も、そろそろゴールが近づきます))

7)評価グループ

すべてのデータを定量化し、単純に採点できるようになっています。いまは、私どものグループ内だけで活動をしています

そして、次年度以降ですが、授業にお邪魔したり、動画を掲載したり、コミュニティ機能を強めたいと考えています

それらはあくまで、各大学のMBAやMOTの卒業生らの協力、さらには企業の協力を得て、実施するものです

この段階になりますと、公開情報の格付けは、全体のワンオブゼムとなります

それまでには、さらにいくつかのハードルを乗り越えることが不可欠ですが
しばらくお時間を頂戴できますれば幸いです

・さらなる発展に向けて

まだまだ、発展途上ですが、
まずはやることが大事だと考えています

また、本格付け以外にも「私たちこそきっちりとした評価を出している」というグループや指標が出て
そちらがより採用されるようになれば、それはそれでMOTとMBAの発展にとって良いことだと考えています

格付けは、一長一短があり、それぞれが切磋琢磨すればよいと考えています

すべての質問にうまくお答えできておりませんが、
ご関心をお寄せ頂き、ご質問いただいたことを重ねて感謝いたします

どうぞこれからも、よろしくお願い申し上げます


国際戦略デザイン研究所 
MOT&MBA格付けチーム

投稿者 isdr : 2008年02月07日 17:51

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.isd-r.com/mt/mt-tb.cgi/439

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)