2008年05月11日逆転の人材開発論@HBR08年06月号今月のハーバード・ビジネス・レビューは、逆転の人材開発論です。 ここでは、主に「女性リーダーの誕生に向けたジェンダーフリーの論点」を整理していますが、後半部分では、「中年期の危機の嘘」「退職という概念はもう古い」「人材マネジメント、失われた50年」などの論文が並んでいます。 過去のマッキンゼー賞の論文も散見されますが、なんら陳腐化することなく、いずれも読み替えますと、今の社会人大学院教育での課題のようなものが見えてきます。 心に引っかかりますキーワードとしましては、 ・エイジフリーとジェンダーフリー 全てにアグリーではなく、また、無理して日本型経営に落とし込む必然性もなく、何が陳腐化し、どこをどう改革すべきなのか。 考えさせられるテーマではあります。 |
2008年04月21日分析と展望レポート08活動報告です。 既に、アンケートにご協力いただきました皆様には、掲題の小冊子を送付させていただきました。 初めての試みですが、一次調査分析(公開されている資料とネット上の情報)、二次調査分析(含むアンケート)、ならびにその後の分析のプロセスで得られた知見をまとめ、その一部ではありますがとりまとめたものです。 実施したアンケートから、各ビジネススクールのマネジメントの参考になる項目を抜粋し、取りまとめました。 取り上げた項目は以下の4点です。 1.受講生の満足度の把握 これらを小冊子にとりまとめ、アンケートにご協力いただきました皆様に送付させていただいております。 なお、今後の検討テーマとしましては、 ・実践力を与えるためのカリキュラム 形態につきましては、往訪による詳細調査と意見交換、セミナー(有料)形式でのアドバイス、個別ニーズへのコンサルティングなどを想定しています。 良質なコミュニティを求め、MBA&MOTのさらなる発展を目指し、引き続き活動したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
MOT&MBA Ratingsチーム一同 |
2007年11月18日MBA,会計,MOTパーフェクトブック(日経HR)MBA、会計、MOTパーフェクトブック2008年度版が、日経キャリアから発売となりました。このムックでは、大学院在校生やOBOGへのアンケートをもとに、ランキングなどが公表されています。 ・講義を聞きたい講師1位=大前研一教授(ビジネスブレークスルー大学院) ・行きたい大学院1位=早稲田大学専門職大学院ファイナンス研究科 ・学生満足度1位=法政大学大学院経営学研究科 ・国内MOT入試倍率1位=東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 ・国内MBA入試倍率1位=筑波大学大学院ビジネス研究科/経営システム科学専攻 まだ発展途上なので、パイが少ない学生を対象としたアンケートによるランキングが妥当かどうか、様々な検証は必要となりますが、教授の人気度や入試倍率など客観性のあるものが揃い始めました。 --------------- もちろん、本サイトでのMOT&MBAランキングでもそうしたデータをフォローしていますし、 日経キャリアに影響を与えているようです((編集部との意見交換))。将来的には、さらにコラボレーションもあるかと存じます。 本サイトでのMOT&MBAランキングの結果を公表するなかで、様々な意見を関係者(特に大学院研究科長や教授)から頂戴しますが、一貫してお話していますのは、内向きの評価だけでは市場は存在しないことです。 こうして外部、雑誌社などから、数値データで様々な批評を受けながら、国内MBA大学院は成長し、進化しました。 同じことは、MOT大学院にも言えると考えています。 ようやく、少しずつ、一歩前に、ランキングが進んでいるようにも見受けられます。 なお、本MOT&MBAランキングの2007 - 2008年の結果ですが、まもなく公表となります。 今、暫くお待ちくださいませ。 |
2007年09月17日分析レポート@2007年度概況分析レポートの、「2007年度概況」を更新しました。 また、「安倍政権下におけるイノベーション教育」(JMAマネジメントレビュー 2007年2月号)の全文をアップしました。あわせて、ご参照ください。 |
2007年01月29日日本能率協会マネジメントレビュー2月号日本能率協会マネジメントレビューの2007年2月号に、「イノベーション教育実現のために」として4ページの分析を載せました。 主な内容は、以下の通りです。 ・安倍政権でのイノベーション政策 ・2007年版MOT&MBAランキングの紹介 ・特徴あるMOT大学院 1.MOTとMBAを選択できるケース 2.特定分野に特化しているケース 3.国際対応(海外校との連携)のケース 4.対象とする学生をはっきり示しているケース 5.学生の利便性を考慮しているケース ・MOT大学院評価分析 ・ランキングの進化 となっています。 本サイトを紹介するとともに、特徴ある大学院として、幾つかを掲げました。 どうぞ、今後とも宜しくお願い申し上げます。 投稿者 isdr : 20:01 |
2006年07月29日早稲田ビジネススクールレビュー06年7月号 早稲田ビジネススクール・レビュー (Vol.04) 今回は、「変革する金融ビジネスモデル」がメインの特集となっており、「リテール金融」「CFOの役割の再定義」「M&A市場」というホットなテーマとともに「キャプティブ」が紹介されていました。発表者の岩村充先生のご経歴を確認いたしますに、元日銀マンのようです。一度意見交換にお邪魔しようかと考えています。 実は、前職の大手シンクタンク時代の94年当時にキャプティブを日本に紹介しました関係で、大変懐かしいものがあります。当時かなりのお問い合わせを頂き、専門誌(金融財政事情、週刊東洋経済、SAPIO、日本能率協会マネジメントレビュー、日本総研リサーチレビューなど)で紹介しますとともに、セミナーなどを実施しました。 ((その当時のアイデアを活用し、政府に沖縄金融特区構想を提案し、一部が沖縄の名護市にて実現しています。)) あと目に留まりましたのは、寺本義也先生の「大アジア圏~ことづくり共同体構想」と山本尚利先生らによる「ハイリスクR&D投資」、でしょうか。山本先生らは、リアルオプションの考えを応用しているようです。 早稲田大学ビジネススクールは、8月にMBA/MOTのシンガポール校を南洋工科大学と共同で開校する運びとなっています。 シンガポールには、シカゴ大学(米、MBA)、INSEAD(仏、MBA)、ジョンホプキンス大学(米、医)、NSW(豪)などが単独進出しており、提携による進出にはMIT(米、応用化学)、UCLA(米MBA)、スタンフォード(米、環境工学)、上海交通大学(中国、MBA)などが当面のライバルと見られます。 日本発の決め細やかな教育プログラムは、大変注目されており、アジアの金融センターであるシンガポールでの活躍に期待するものです。 |
2006年03月09日【書籍】イノベーション・パラドックス・タイトル:イノベーション・パラドックス 著者のジョルジュ・アウー博士は、スイスIMDの技術・革新的経営学教授。そして、英国ケンブリッジにあるインキュベーター会社、ジェネリックスの共同経営者でもあります。 「イノベーション・パラドックス」は、イノベーションを主体とする技術系研究開発に対するCEOの後ろ向きな、予定調和の考え(損をしない程度の、利益に短期的に貢献させたい)というバイアスにより、決定的なチャンスを逃がしているところから、説き始めています。 -------------------------- イノベーションマネジメントには、「分散型イノベーション・システム」が必要であり、技術知識を外部から導入するにあたり、シームレスなマネジメントに何が不可欠かを、抱負な事例をもとに解説しています。 著者は、日本や韓国に造形が深く、現に1983年の初来日以来、欧州から数多くの調査団を引き連れ、日本の(バブル時代の)進化の状態をつぶさに見てきました。 その後、失われた10年の日本をも見ることになるのですが、一貫して、バブル時代の日本の実力への高すぎる評価と、バブル破綻後の低すぎる評価というバイアスの是正を行間にしたためています。 冒頭、2004年からMETIが主導してきた日本のイノベーションの実態、MOTプログラムへの重点的サポートなどが提示されています。あるいは、親日派として、日立製作所やキャノンなどでのイノベーションプログラムをケースとして提示しています。 諸外国の学者、経営戦略コンサルタントからの、日本の施策に対する評価が高いことには、何やら嬉しいものがあります。日本は出遅れた部分を一生懸命に挽回し、いつしか世界の先端に飛び出す潜在力を持っていますので、僕はMOTを諦めずに、応援したいと考えています。 ((若干著者が日本の現状を褒めすぎですし、これから成果を出していかないと、著者の性格からして、次回本では酷評されるような気がしてなりません。)) ((実際、2004年に発売された原版では、日本の巻き返しが、かなり欧米諸国の参考になったとも考えますし、日本の市場のこの2年間のさらなる飛躍、試みについては、是非さらなる調査分析を加えていただきたいとも考えますが、いずれにせよ、イノベーションのための組織のあり方、マネジメントのフレームを垣間見ることは可能です。)) 若干気になるのが、ジェネリックスの共同経営者の立場から、ジェネリックスの凄さの宣伝が続く部分と、イノベーションとリノベーションの混在の部分でしょうか。 このあたり、行間に留意しつつ読み進めることが大事ですが、大学の活用、共同研究含め、様々な仕組みのベース、参考となるモデルを懇切丁寧に解説していますので、効率よく吸収することが出来ることでしょう。 ((大事なのは、知識の吸収よりも、それらの実践と、成果のフィードバック、さらなる改良であることは言うまでもありませんが・・・)) 著者はスイス、そして中国との戦略的パートナーシップの可能性を提案しています。僕は、それとは別に、北欧、NIEs、ASEANとの関係再構築が日本企業には効果的という立場を唱えていきたいと考えています。 なお、監訳は石原昇@サイコムインターナショナルのMOTアドバイザー(元野村総研)です。NTT民営化の政策立案、さらにはアナリストとして、情報通信、半導体などを見てきており、MOTを含む日本のモノづくりの復興への期待が監訳者あとがきに熱く語られています。 投稿者 isdr : 20:06 |
2006年02月03日「日本型MOTのこれから」JMA2月号「JMA(日本能率協会マネジメントレビュー)」において、1月号掲載論文の後編として、「日本型MOTのこれから~第三期科学技術基本計画とMOT大学院の実情)」を書きました。 ポイントですが、「先行するアメリカ(イノべートアメリカの概略)」「海外MOT大学院の実情」「企業が望むMOT人材とは何か」「日本型MOTの3つのポイント(柔軟な授業時間、基礎課程の排除、知的財産権)」について、論じています。 なお、経営専門誌への投稿であり、紙幅の制限もありますので、企業経営者にMOT大学院の可能性を広く理解してもらうことを目的に、概要解説を中心にしております。 これからも関係者のご理解と応援、宜しくお願い申し上げます。 投稿者 isdr : 17:04 |
【論文】「日本の競争力強化に向けて」JMA1月号「JMA(日本能率協会マネジメントレビュー)」において、「日本の競争力強化に向けて~第三期科学技術基本計画とMOT大学院の実情」を発表しました。 主な内容ですが、「国際競争力の低下に日本はどう対処してきたのか」「MOT大学院の実情」「①CTO,アジアのリーダー養成型」「②ゴールデンパスポート型」「③事業継承支援型」「ディグリーとノンディグリー」「MOT大学院の格付け」となっております。 経営専門誌への投稿であり、4ページ10000文字という紙幅制限の関係もあり、上記論文は概要解説のみとなっております。 ひとまず、MOT大学院の優位性を広く経営層に情報公開することを目的としたものです。 なお、2月号にて、その続編を続けて発表しております。 投稿者 isdr : 16:57 |
2005年11月26日【論文】日経bizTech10号発売
今回のテーマは、「マーケティング力の強化」です。 MOT大学院の競争優位を求め、 の3つのポイントと、全国にあるMOT大学院で特徴のあるものを抽出し、 その結論ですが、 に言及しました。 具体的には、 などが挙げられます。 是非一度、書店等にて手にとり、内容をご覧下さい。 なお、同号には、筆者の論文とは別に、 なかなか濃い内容となっており、一部筆者の主張を補完するような 是非、良質なコミュニティを目指し、今後も皆様のお力添えを頂戴できれば幸いです。 ((本サイトのMOT格付けの第二弾は、11月27日深夜に更新予定です。今暫くお待ちください。)) 投稿者 isdr : 11:02 |
2005年10月14日【書籍】ブルー・オーシャン戦略・タイトル:ブルーオーシャン戦略 -------------------------- 著者のキム教授は、ボストンコンサルティンググループのヘンダーソン寄付講座教授で、戦略論と国際マネジメントを担当しています。 「ブルーオーシャン」は、いまだ手付かずの大きな海原を指します。この反対の世界は、旧来型のマーケットで価格競争とインフラ投資に明け暮れ、お互いがシェアを取るための格闘を繰り返す世界です。これを著者は「レッド・オーシャン(赤い血の海)」と称しています。 あくまで個人的な話ですが、内容的には、おおよそ納得する部分と、モノは言いようでそれは従来から指摘されていることで得るものがないとする部分と、あるいは欧米ではありうるが日本では微妙と思える部分などが混在しております。が、総じて、レベルは高く、ケースが豊富で、解りやすい書籍であることに相違ありません。 ((君が批評できる立場には居ないと言われれば、そこまでですが~笑)) まずは、読むことを勧めます。 そして、いまの日本におけるイノベーション戦略、MOT大学院のマネジメント戦略に置き換えること、日本におけるイノベーションの課題を考えることから始めてみてはいかがでしょう。 キム教授は、サムソンのバリューイノベーションプログラム(p131)やNTTドコモのiモード戦略(p80,p188)などにも言及しており、アジア出身の教授としてのユニークさが際立っています。訳本ですので、日本語で読めますが、原著は英文であり、全世界で読まれていることを考えるに、日本や韓国での動きを伝えるインパクトは大きいと思います。 実は、同書をお勧めするのは、第一章でバリューイノベーションに触れているからです。ブルーオーシャンの基本的な考えでもあるバリューイノベーションは、「価値と革新が等しく重んじられる世界」です。 バリューイノベーションでは、「相手を打ち負かすのではなく、むしろ顧客や企業にとっての価値を大幅に高め、競争のない未知の市場空間を開拓することにより、競争を無意味にすること」を指します。 この思想、それに基づく戦略立案の重要性を認識するプロセスこそが、私がMOT格付けを始める理由の一つでした。 MOTが何かを凌駕したり、どこがどこと比較してどのように動くという細かい発想ではなく、まったく新しい価値を創造し、一定以上のレベルを求め、動くこと(ビジョン創り)こそが大事だと考えています。 そして、そうした経験を通し、これまでの3年半のMOT大学院プログラムを巡る一連のプロセスを俯瞰し、新たな価値を生み出すその瞬間に、皆さんは立ち会っていることを思い出してください。そういう気概を是非持っていただきたく、本書を紹介したいと考えました。 繰り返し指摘しますが、現在進行形のMOT大学院にはチャンスがあり、今が変革の時期だと考えている所以です。但し、小さな改革や遅すぎる改革では、ブランドを定着させ、大きなうねりを導き出すことは困難でしょう。 「バリューイノベーションは、技術イノベーションや市場の先取りとは区別して考えるのが重要である」(p.31) この言葉は、今のMOT大学院の置かれている環境、課題、目指すべき方向を考え抜く上での重要なキーワードを示唆していると考えています。 「一先ずMOT大学院を創ったので、暫くはこのままで行きます」というのも大事なことですが、MOTのMがマネジメントのMであることを考えれば、常に次の一手を模索し、新たなゴールを設定し、そのためのプロセスを吟味する。そうした気概を関係者が持ち、新たな潜在顧客を市場に巻き込んでこそ、MOT大学院のブルーオーシャンを見出すことが出来ると考えています。 良い週末を 投稿者 isdr : 19:24 |
2005年10月11日【論文】イノべートアメリカとMOT大学院本サイト立ち上げの際に宣言しましたように、MOT大学院の存在意義を広く国内外に知らしめるため、機会を捉え、様々な媒体でMOTに触れるようにしています。 以下、日経BPのウェブサイト上で担当しているコラムにおける最新論文です。 ・第97回「国際競争力評価の低迷」(前編):3つのランキングと日本の課題 投稿者 isdr : 21:06 |
2005年09月28日日経biztech第9号に論文を発表しました日経biztechは、MOTを究める技術経営戦略誌を標榜していますが、その最新号(NO.009 )が2005年9月26日に発売となりました。 当該号の180~189ページに、MOT大学院格付けの第一弾として、①「技術経営人材」はなぜ必要になったか」を発表しました。 同誌での連載ですが、計5回を予定しております。 第一回の内容ですが、まずはMOTを取り巻く環境につきまして概説を加えるとともに、格付けの基本となります6つの尺度について解説を加えました。 ・官の提唱で発生 格付けは、連載にあわせ、データを充実させる所存です。 投稿者 isdr : 20:14 |
2005年09月25日【書籍】「技術経営」@山田肇(NTT出版)まずは、MOTに関する専門書籍の紹介から入りたいと思います。 「技術経営」~未来をイノべートする(山田肇、NTT出版、2005年4月26日、1800円+税) 著者の山田先生は、NTTにて基礎研究に従事後、研究管理部門にて、研究戦略を担当し、2002年より東洋大学経済学部教授を勤めています。 同書は、数あるMOT関連書籍の中では非常に洗練されたコンテンツとなっています。 序章(p..3~p.16)では、MOT大学院が登場するきっかけとなりました、日本の産業の競争力の低下、技術経営という言葉、政府の施策などの解説が行われております。 このあたりを読まれることをお勧めします。 同書は、三部で構成されており、 ケーススタディとして、 MOTによる卒業生が年1万人になるようにもっていくには、 特に山田先生は、 投稿者 isdr : 23:03 |