
MOT大学院格付けA〜『マーケティング力の強化』
(日経bizTech No.010 2005年11月26日号) |
| 今回のテーマは、MOT大学院の「マーケティング力の強化」です。MOT大学院の競争優位を3つのポイントから解説し、全国にあるMOT大学院で特徴のあるものを抽出しています。
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1.MOT大学院の競争優位
ようやく立ち上がった段階のMOT大学院だが、既に「淘汰の時代」に差し掛かっている。
少子高齢化の中で、他研究科との競争と他MOT大学院との競争に勝ち残るため、学生や潜在的学生が大学院選択の際にどこに注目するかという視点から競争優位獲得のポイントを考察した。
ポイント@:学生の利便性
現状では、首都圏や関西圏にキャンパスを構えるMOT大学院が7割を超えている。それに加え、サテライトキャンパスや遠隔授業などにより、
首都圏でのMOT教育を試みる動きも見られる。
また、学生の学びやすさをサポートする運営体制も重要となる。
ポイントA:満足度の高い教員
ビジネスの最前線で格闘するMOT大学院の学生の方が、ある分野については教員よりもナレッジやスキルが高いケースがある。
MOT大学院の教員には、学生とのバランスをとりながら、コストパフォーマンスの高い授業を提供することが求められており、社会人教員の登用が注目されている。
ところが、有力候補となる人材の多くは、時間がタイトであり協力しようにもできないというジレンマも生じてくる。
こうした中で、既存のパターンで成長した教員と社会人教員のバランスの取り方に留意することが望まれる。
もう一つ、解りやすい分類として、経営母体で分けることが可能だ。
2.広報、マーケティングの強化
MOTに興味を持つ学生予備軍に対し、情報を適宜提供し、入学への意欲をかき立てるための工夫として、「ワンストップかつスピード対応」、
「ネットのデザイン強化」、「紙ベースのアウトプット」、そして「コストパフォーマンスの確保」が必要になる。
3.企業ニーズを引き出す
現状のMOT大学院経営における最大の課題は、企業の協力を十分に得られていないことだ。
究極的には、マネジメントレベルで自らが何を統合し、どのような新しいサービスを産官学で構成可能かの知恵の絞りあいであり、
単に大学が最高のナレッジを提供できるという個別発想から脱却することが望まれよう。
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